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旅立った爛ぼー

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本日、9月24日の明け方頃、爛ぼーは旅立ちました。5歳と9か月でした。
季節の変わり目と台風の気圧の変化に、小さな体は耐えられませんでした。

正確な時間はわかりません。入院していたけど、スタッフの方が気づいたときには逝っていたとのこと。
死後硬直の具合から、明け方くらいだろうということでした。

去年の今頃から、何度も発作を起こしていたので、今までもったのが凄いことだったんだと思います。
入院した日の発作や、その後の経過を見ていて、回復を信じたい気持ちと、もう駄目なんじゃないかという気持ちと。
すごく複雑で、一番は回復させてあげられなかった自分の不甲斐なさに、病院でも涙があふれてしまっていました。

もうずっと頑張っていたので、それ以上は「頑張って」とは言いたくなくて。
「大丈夫だよ」「回復して、おうちに帰れると信じてる」と声をかけていましたが、それは自分に対してだったのかもしれません。

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明け方、といっても3時くらい。もう寝る時間なのに、ワタシは目が冴えてしまっていました。
鈴蘭と葵が、こっちを見に来ている気がして。
「まだ待って」「まだこっちに来なくて良いと追い返して」と、泣きながら、叫んでいました。まだ夜も明けない時間に騒がしかったと思います。
少し落ち着いて、二匹の過去の写真を見返したりもしていました。なんとなく眠れなくて。

もしかしたら、そのときに爛が家に帰ってきていたのかもしれません。
今思うと、虫の知らせだったのかもしれません。

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朝9時前に病院から連絡がありました。
今日は台風が酷そうだからと、昨日のうちに会社に連絡をしていたため、今日は家にいました。
そのため、すぐにお迎えに行くことができました。

病院で状況を聞きました。
最善は尽くしていただいていました。
冷たくなってしまった爛は、いつものように体を丸くして、手足も縮めて、本当に寝ているようでした。

丸くなって、手足も縮めていたのは、病院でそうしたのではなく、自分で決めた姿勢でした。ワタシが見た昨日の夕方は、足が伸びて、全身に力が入らなかったはずなのに、なんというカッコつけ。
発作で全身が突っ張った状態になることなく、きっと静かに、安らかに逝けたんだと思いました。

そして、入院していたところは、大きなサイチョウや他の入院患獣もいました。
一匹で逝ったわけではなく、きっと他の動物たちが看取ってくれたんだと思います。

自分で看取ることができなかったのは、本当に悔しい気持ちでいっぱいですが、仕事から帰ってきたら逝ってしまっているより、入院という選択をとったことでワタシは救われたかもしれません。

去年7月、副腎の手術をしたこと、その前後に低血糖と思われる状態になっていて、手術という選択はしなかった方が良かったのかもしれないとも思いました。
でも副腎の症状が悪化していたら、もっと早く逝ってしまっていたかもしれません。

後悔は激しく、たくさんあるけれど。
あのときとった選択は、あのときのワタシには最善だったと思いたいです。「もしも」を考えても、過去に戻ってその選択をやり直すことはできませんから。

それに、いつの間にか軽い白内障を発症していたし、角膜潰瘍はたぶん治っていたと思うけど。

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この1年は、本当に爛にとっては大変だったと思います。自分の思うように体が動かせなくなったのは、暴れん坊の爛からしたら、すごく辛かったことじゃないかと思います。
安定しているなと思ったら、発作が起きたり。危なかったときは、きっとたくさんあったと思います。それでも、今日まで生きました。

体はうまく動かないけど、自分が動ける最大限であちこち動き回っていました。
発作で苦しかったろうに、発作が落ち着けば、けろっとしていました。
フェレットは、本当にすごいです。ポジティブの塊です。

今頃、元気いっぱいに、自由に走り回っているかな。音にびっくりして、飛びついてないかな。
去年の低血糖が出るまでに食べていたご飯と、大好きなおやつのカンガルージャーキーを用意したから、いっぱい持って行ってね。

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でもね。もっとお世話したかったよ、飯使いは。

楽温もりのある幸せな手触りに、かぐわしい香り、そして一緒に過ごした時間。
ちゃんと覚えてる。きっと忘れない。

爛は幸せだったかな。また来てくれてもいいんだよ。

ありがとう、爛。
いってらっしゃい、爛。

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